PEOPLE’S VOICE #001
白子町で新たな長ネギ作りに挑戦する
次世代農業者
大塚直樹さん

大塚さんは、生まれも育ちも白子町ですか
そうです。生粋の白子町っ子ですね。子どものころから土いじりが大好きで、両親が住む実家があるのに、農家をやっている同じ町内の祖父の家でずっと暮らしていました。祖父の家の隣にある保育園に通っていたのですが、祖父と祖母が畑で作業している姿が見えると、いてもたってもいられなくて、保育園が終わるとすぐに畑に飛んで帰るような子どもでしたね。
長ねぎを作ろうと思ったきっかけは何だったんですか
白子町は玉ねぎ生産が有名で、ほとんどの農家は玉ねぎや葉玉ねぎを作っています。祖父たちも同じく玉ねぎを作っていました。僕が長ネギを作ろうと思ったのは、21歳の時に参加した農業のセミナーで、長ネギを作る農家が高齢化で減少し、出荷量がかなり減っていることを知ったからなんです。その後、長ネギ農家の方に生産を直接指導してもらったんですが知らないことばかり!それが僕にとっては逆に楽しくて、すごくやる気になった。しかも、ここまでいろいろ教えてもらったので、やらないわけにはいかない、と祖父が作っていた玉ねぎをやめて長ネギ一本でやろうと決めたんです。祖父たちは内心玉ねぎをやってほしかったかもしれませんが(笑)。でも今は長ネギ生産者も増えてきたので、これでよかったんだなと思っています。
玉ねぎ農家をやっていたお祖父さんも現在は直樹さんと一緒に長ネギを作っています。
お休みの日は、何をしていますか
子どものころからとにかく農作業が大好きだったので、子どものころの思い出も農業していたことしかない笑。雨が続いたりするときはもちろんお休みをして、たまに若手の農家の方たちと飲みに行って情報交換もしていますが、それ以外は毎日畑で作業しています。とにかくこの仕事が好きなんですね。
白子町は自然が豊かで、野菜作りには欠かせない土壌や気候がある町だと思います。農家は高齢化が進んでいるので、まだまだ人手が必要です。自分の畑もこれからもっともっと大きくしていきたいので、農業に興味がある人はぜひ一緒にやりましょう!

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